人間は二足歩行によって、手をいろいろな動作や用途に使うことができるようになりました。
肩の丸みを作る三角筋は、肩関節を外側からつつむ大きな三角形の筋で、鎖骨の外側端、肩峰(けんぽう)おとび肩甲骨の肩甲棘(けんこうきょく)からおこり、上腕骨に走っています。
三角筋の動きは、上腕を外転させ、上肢帯(肩甲骨と鎖骨)の筋の支配神経は腕神経叢の枝です。
腕の動きには、広背筋・僧帽筋・大胸筋も関係しています。僧帽筋は、上腕骨は付いていませんが、肩甲骨を動かすことによって腕の動きを助けています。
肘を曲げ伸ばしする筋肉は、上腕の前腕の屈曲は、3筋上腕二頭筋・烏口(うこく)腕筋・上腕筋があって、
そのうち上腕二頭筋は2頭をもって肩甲骨からおこり、一本の腱となって橈骨(とうこつ)の近位に付着し、
前腕を肘で曲げる運動力こぶを行ないます。
上腕の後面にある筋群が肘を伸ばす働きをする2筋上腕三頭筋・肘(ちゅう)筋があって、上腕三頭筋は3頭を持って肩甲骨および上腕骨からおこり、尺骨の肘頭(ちゅうとう)に付着し、前腕を肘で伸ばす運動を行ないます。
肘から手首までの前腕は、ひねることができ、外側にひねる動きを回外(かいがい)、内側にひねる動きを回内(かいない)といいます。
手の筋は、手根および中手(ちゅうしゅ)からおこっている指にいたる約20個の小さな筋で、すべて手掌にあり、筋の働きは、前腕の筋と協力して手の指の微妙な運動、各指の屈曲・伸展・外転・内転・母指と小指の対向運動など、指だけで物体をとらえ、必要とされる力は大きくなく、感覚の最も敏感な指の腹や先端で物を捕らえ、微妙な力加減ができます。
手がさまざまな動作を行なえる大切な条件は手の骨格に張り巡らされている筋・腱・筋膜の配置が極めて精巧にできているからです。
神経支配は正中神経と尺骨神経。
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